2014年12月31日水曜日

Tom Waits - New Year's Eve

今日紹介する曲は,トム・ウエイツ"New Year's Eve"です。

アルバム"Bad As Me"に収録されています。
今日は大晦日"New Year's Eve"です。

ベタですが今日はこの曲しかないでしょう。

曲中で歌われる蛍の光"Auld Lang Syne"を聞いていると,今年も終わりだなぁと感じます。

Should auld acquaintance be forgot 
and never brought to mind
Should auld acquaintance be forgot 
for the sake of auld lang syne♪

今年もご覧いただきありがとうございました。

良い年をお迎え下さいm(_ _)m


2014年12月30日火曜日

"Something"聞き比べ

先日のバラカン・ビートでのこと。

ジョー・コッカーの特集で"Something"がかかりました。


セカンドアルバム"Joe Cocker!"に収録されています。

ビートルズのカバーかと思って聞いていたらそうではないというエピソードをバラカンさんが話してくれました。

この曲はもちろんジョージ・ハリスンの曲ですが、ジョージがビートルズがアビーロードで録音する前にジョーに持って行ってあげたそうです。

そういう意味ではジョー・コッカーのバージョンがオリジナルということなんですね。

初めて知りました。

ウィキペディアを調べたから下のような記事が見つかりました。

Directly after Woodstock, Cocker released his second album, Joe Cocker!. (ウッドストックの直後,コッカーはセカンドアルバム"Joe Cocker!"をリリースした。)

Impressed by his cover of "With a Little Help from My Friends", Paul McCartney and George Harrison allowed Cocker to use their songs "She Came In Through the Bathroom Window" and "Something" for the album.(彼の"With a Little Help from My Friends"のカバーに感銘を受け,ポールとジョージは自分たちの曲"She Came In Through the Bathroom Window" と"Something"をこのアルバムに使うことを許可した。) 

なるほど,そうだったんですね。

それでは,ジョー・コッカーとビートルズ両方の "Something"を聞き比べてみたいと思います。

どうぞ\(^_^ )

☆ジョー・コッカーが歌う"Something"

☆ビートルズの"Something"

☆ジョージ・ハリスンが歌う"Something" 


2014年12月29日月曜日

Joe Cocker - Delta Lady

今日紹介する曲は,ジョー・コッカー"Delta Lady"です。

アルバム"Mad Dogs & Englishmen"に収録されています。

昨日12月28日は今年最後のバラカン・ビートでした。

先日のジョー・コッカーの訃報の後なので追悼に何曲かかかるかなとは思っていました。

しかし,この日の放送では『名盤片面』を含めてジョー・コッカーの曲が何と!10曲かかりました。

私も今回の訃報にはいてもたってもいられなくなりリクエストを送りました。

同じように感じていた方が多かったと言うことだと思います。

私がリクエストした"Moon Dew"もかけていただきました。

本当に嬉しかったです(^o^)

さて,この日の『名盤片面』で取り上げられたのはライヴアルバム"Mad Dogs & Englishmen"のSide4でした(アナログ盤は2枚組,CDは1枚でした)。

これは名盤中の名盤ですね。

いや~すごい!

特に"Space Captain""The Letter""Delta Lady"の3連続にはやられました。

この"Delta Lady"が終わった時は放心状態でした。

まだ聞いたことのない方は是非!

2014年12月28日日曜日

Michael Franti & Spearhead - Same As It Ever Was (Start Today)

今日紹介する曲は,マイケル・フランティ&スピィアヘッド"Same As It Ever Was (Start Today)"です。


現在iTunes Store(USA)で配信中です。
12月21日のバラカン・ビートでこの曲の紹介がありました。

バラカンさんが以前月刊PLAYBOY(2005年9月号)で発表した『ピーター・バラカンが選ぶ 時代を動かしたプロテスト・ソング 50曲』から何かかけてほしいというリクエストがありました。

ちなみにこのリストはバラカンさんの『ラジオのこちら側で(岩波新書)』に再録されています。

その中でバラカンさんは, マイケル・フランティ&スピィアヘッド"Hole In The Bucket"をかけようとしていたそうですが,"Same As It Ever Was (Start Today)"という新曲がでたということでこの曲が紹介されました。

「ローリングストーン」のサイトに彼のインタビューと曲が紹介されています。


http://www.rollingstone.com/music/premieres/hear-michael-frantis-powerful-song-for-peace-between-police-and-communities-20141217

この曲は,今年7月に黒人男性が白人警官に首を絞められて死亡した事件とファーガソンで8月に10代の黒人少年が白人警官に射殺された事件で両方とも白人警官が不起訴となったことが元につくられた曲のようです。


 今の現状を"Same As It Ever Was"(何も変わらない)と嘆くだけではなく,"Start Today"(今日から始めよう)とポジティブに語っている曲だとバラカンさんは解説していました。

まだ日本では発売されていませんが,iTunes(USA)では配信で購入できるようです。

興味を持たれた方は是非聞いてみてください。


2014年12月25日木曜日

The Pretenders - Have Yourself A Merry Little Christmas

今日紹介する曲は,プリテンダーズ"Have Yourself A Merry Little Christmas"です。

アルバム"A Very Special Christmas"に収録されています。
今日はクリスマス。

今日まではクリスマスソングを楽しまないと。

このアルバムは1987年の発売。

その中でもプリテンダーズのこの曲は大のお気に入りです(^_^)

♪Merry Christmas♪

2014年12月24日水曜日

Joe Cocker - Moon Dew

今日紹介する曲は,ジョー・コッカー"Moon Dew"です。

アルバム"Stingray"に収録されています。


ジョー・コッカーが肺ガンの闘病の末,70歳で亡くなったという話を聞きました。


きちんと聞くようになったのはバラカン・モーニングの『名盤片面』で"Stingray"を聞き,そのすごさに驚き購入してからです。
http://www.interfm.co.jp/barakan/blog/2013/05/02/09/34/

このアルバムを聞くまでは,"Up Where We Belong""You Are So Beautiful"の人という認識しかありませんでいた。

しかし,聞いてみると本当にすごいアーティストだということが分かりました。

圧倒されました。

本当に惜しい人を亡くしました。

追悼に大好きな"Stingray"のSide1最後の曲である"Moon Dew"を聞きたいと思います。

残された作品をこれからも大切に聞いていきたいと思います。


"Fairytale of New York"はどうして唯一聞くべきクリスマスソングであるか?

先日のバラカン・ビートの「名盤片面」での話の続きです。

取り上げられたアルバムはポーグスの"If I Should Fall From Grace With God"でした。

そこであるリスナーさんからおもしろいリンクをいただきましたと紹介されたのがこの記事です。

この記事はカナダのナショナル・ポストという新聞社のものです。

"Why Fairytale of New York is the only Christmas song that matters"という見出し。

直訳すれば,「なぜ"Fairytale of New York"は重要だと思える唯一のクリスマスソングであるのか?」でしょうか。

バラカンさんは,「"Fairytale of New York"はどうして唯一聞くべきクリスマスソングであるか?」とおっしゃっていました。

バラカンさんはこの記事のについてかいつまんでお話ししていました。

そもそもこの曲がどうしてできたのか?

ポーグスの初期のプロデューサーでもあったエルヴィス・コステロがシェイン・マガウアンにクリスマスソングでヒットするようなものを作ってくれと言ったらしい。
During downtime of the recording, Costello reportedly dared MacGowan to write a hit Christmas song, thinking it a most preposterous thing.

シェインがスエーデンでツアー中に肺炎になり入院して高熱を出した時にもうろうとしている中でこの曲の構想を思いついたらしい。
In any case, MacGowan — whose relationship would eventually become fractured with his producer — got to work on the piece while in the throes of pneumonia-induced delirium, bedridden in Malmo, Sweden. After being given the raw matter of the melody and possible structure by string-player Jem Finer, MacGowan dreamed up an idea of December in New York City while in a hospital room tight to Oresund Sound, just across the water from Copenhagen.


それから実際に録音するまでに2年ぐらいかかり,最初はポーグスのベーシストのケイト・オーリアダン(コステロの前のガールフレンド)が歌うことになっていたのだけれど,最終的には,このアルバムをプロデュースしたスティーヴ・リリーホワイトが当時自分の妻だったカースティ・マッコールに歌わしたらどうだ?と言ってそういうことになったそうです。
The song was originally written as a duet for MacGowan and The Pogues’ bassist Cait O Riordin (Costello’s former girlfriend), but, two years after its original conception, Kirsty MacColl was asked to sing the female part, an idea suggested by producer Steve Lillywhite, who was also MacColl’s husband.

おもしろいエピソードですね(^o^)

それでは改めて"Fairytale of New York"を聞いてみましょう。



♪Merry Christmas♪