2014年12月24日水曜日

"Fairytale of New York"はどうして唯一聞くべきクリスマスソングであるか?

先日のバラカン・ビートの「名盤片面」での話の続きです。

取り上げられたアルバムはポーグスの"If I Should Fall From Grace With God"でした。

そこであるリスナーさんからおもしろいリンクをいただきましたと紹介されたのがこの記事です。

この記事はカナダのナショナル・ポストという新聞社のものです。

"Why Fairytale of New York is the only Christmas song that matters"という見出し。

直訳すれば,「なぜ"Fairytale of New York"は重要だと思える唯一のクリスマスソングであるのか?」でしょうか。

バラカンさんは,「"Fairytale of New York"はどうして唯一聞くべきクリスマスソングであるか?」とおっしゃっていました。

バラカンさんはこの記事のについてかいつまんでお話ししていました。

そもそもこの曲がどうしてできたのか?

ポーグスの初期のプロデューサーでもあったエルヴィス・コステロがシェイン・マガウアンにクリスマスソングでヒットするようなものを作ってくれと言ったらしい。
During downtime of the recording, Costello reportedly dared MacGowan to write a hit Christmas song, thinking it a most preposterous thing.

シェインがスエーデンでツアー中に肺炎になり入院して高熱を出した時にもうろうとしている中でこの曲の構想を思いついたらしい。
In any case, MacGowan — whose relationship would eventually become fractured with his producer — got to work on the piece while in the throes of pneumonia-induced delirium, bedridden in Malmo, Sweden. After being given the raw matter of the melody and possible structure by string-player Jem Finer, MacGowan dreamed up an idea of December in New York City while in a hospital room tight to Oresund Sound, just across the water from Copenhagen.


それから実際に録音するまでに2年ぐらいかかり,最初はポーグスのベーシストのケイト・オーリアダン(コステロの前のガールフレンド)が歌うことになっていたのだけれど,最終的には,このアルバムをプロデュースしたスティーヴ・リリーホワイトが当時自分の妻だったカースティ・マッコールに歌わしたらどうだ?と言ってそういうことになったそうです。
The song was originally written as a duet for MacGowan and The Pogues’ bassist Cait O Riordin (Costello’s former girlfriend), but, two years after its original conception, Kirsty MacColl was asked to sing the female part, an idea suggested by producer Steve Lillywhite, who was also MacColl’s husband.

おもしろいエピソードですね(^o^)

それでは改めて"Fairytale of New York"を聞いてみましょう。



♪Merry Christmas♪

2014年12月23日火曜日

The Pogues - Bottle Of Smoke

今日紹介する曲は,ポーグス"Bottle Of Smoke"です。


アルバム"If I Should Fall From Grace With God"に収録されています。
12月21日のバラカン・ビートの「名盤片面」はポーグスの"If I Should Fall From Grace With God"でした。

クリスマス前なので,もちろん"Fairytale Of New York"の入っている「サイド1」が放送されました。

久しぶりに聞きましたがやっぱり名盤ですね。

このアルバムの発売は1988年。

発売当初から聞いていますが,"If I Should Fall From Grace With God""Turkish Song Of The Damned""Bottle Of Smoke"と3曲パンクっぽい曲が演奏された後の"Fairytale Of New York"への流れは何度聞いても良いですね。

その中でもこの"Bottle Of Smoke"は大のお気に入り!

バラカンさんは放送の中で,"Bottle Of Smoke"というのは競走馬の名前だとおっしゃっていました。

歌詞を見てみると,確かに"I bet on the Bottle of Smoke"(オレは"Bottle of Smoke"にかけたぜ)とありますね。

YOUTUBEを探したら当時のライブ映像がありました。

ぜひご覧下さいませ。

2014年12月20日土曜日

なつかしの80年代ソング!

9月でバラカン・モーニングが終了し,朝のラジオはどうしよう?

ずっと聞いていたリスナーの方はどうなさっていますか?

私は10月から試行錯誤の上,結局,InterFM の"The Vance K Show"に落ち着きました。

正直なところ,しばらくバラカン・モーニングのない朝は何を聞いても違うなぁ・・・という感じでした。

TBSラジオを聞いたり,J-Waveを聞いたりもしましたが何かしっくりきませんでした。

そんなわけで最終的には"InterFM"に戻りました。

もちろんバラカンさんの番組ではかからない曲ばかりではあるのですが,だからこそ逆になつかしい曲に出会うことも多く,これはこれで楽しくなってきました。

さて,前置きが長くなりましたが,今週かかったなつかしい80年代の2曲です!

久しぶりに聞きましたね。

まずは,ジョン・クーガー"Hurts So Good"

アルバム"American Fool"に収録されています。
現在は本名のジョン・メレンキャンプですが,当時は芸名のジョン・クーガーでしたね。

今聞いてもカッコいい!

1982年の曲でビルボードチャートで2位まで上がっています。



さて,もう1曲はブライアン・アダムス"One Night Love Affair"

アルバム"Reckless"に収録されています。
この曲は1984年の大ヒットアルバム"Reckless"からの5枚目のシングルカット曲。

ビルボードチャートでは最高13位でした。

当時はすごく好きだったけれど,その後全く聞かなくなったアーティストの一人ではあります。

すごく久しぶりに聞きましたが,ただただなつかしいです(T_T)

今年30周年で記念アルバムも出ていたんですね。

"Reckless"は私が中学3年生の時でした・・・。



日常的に聞くことはあまりないのですが,こういうなつかしい曲に再会できるのもラジオの良いところですね。

そういう意味では"Vance K"を聞きながらの朝は悪くないですよ。

オススメです(^o^)

2014年12月4日木曜日

ジャクソン・ブラウンチケット到着(^o^)

来年3月9日名古屋から始まるジャクソン・ブラウン来日公演ですが,何とか東京公演初日3月11日のチケット取ることができ,無事チケットが届きました!


とりあえずほっとしました(^o^)

来年3月の公演まで楽しみに待ちたいと思います。

さて,今日はニューアルバム"Standing In The Breach"からこの美しいバラードを。

7曲目の収録されている"Walls and Doors"

本公演でも是非聴きたい1曲です。

2014年12月2日火曜日

Benmont Tench - Duquesne Whistle

今日紹介する曲は,ベンモント・テンチ"Duquesne Whistle"です。


アルバム"You Should Be So Lucky"に収録されています。
ラジオで頻繁にかかっていて,そのたびにカッコいいなと思っていました。

以前,バラカン・モーニングのソング・オブ・ザ・ウィークでも紹介されていました。

ベンモント・テンチは,トム・ペティ&ハートブレーカーズのオリジナルメンバーとしても知られるキーボーディストです。

この曲は彼の初ソロアルバムからの1曲です。

オリジナルはボブ・ディランの名曲。

とにかくカッコいいです!


もちろんディランのオリジナルも最高です!


2014年11月30日日曜日

SWITCH12月号はピーター・バラカン特集です!

SWITCH12月号VOL.32「スイッチ海賊ラジオはじめます!」というタイトルのラジオ特集です。


その中でピーター・バラカンさんの特集が22ページもあります!

ピーターさんがセレクトした30枚やラジオとの出会いの話やバラカン・モーニング最終日密着レポートや細野晴臣さん・久保田麻琴さんとの座談会など読みどころ満載です!

特に印象に残ったのは,ピーターさんのお母さんがよく聞いていたビリー・ホリデイのアルバムに影響を受けたというところ。(P.042)

ビリー・ホリデイの歌の悲しみは,当時子供だったからどこまでわかったか,何とも言えませんが,本能的にたぶん本物に触れていることがわかったのだと思います。それは母に感謝しますね。

読んでいると曲を聞きたくなってきますね。


When you're smiling

When you're smiling
The whole world smiles with you

When you're laughing
When you're laughing
The sun comes shining through

But when you're crying
You bring on the rain
So stop your sighing, be happy again

Keep on smiling
'Cause when you're smiling
The whole world smiles with you

とにかく読んでいると出てくる音楽が聴きたくなって,いてもたってもいられなくなります!

ぜひ購入して記事を読むことをオススメします。

2014年11月29日土曜日

"Rie fu"10周年!

11月24日J-Waveのホリデースペシャルを聞いていたらRie fuのスタジオライブをやっていました。

これが良かったんです!

そして今年で何と10周年とのこと。


デビュー当時はよく聞いていたのですが最近はあまり聞いていませんでした。

このデビュー曲良かったですね。



そしてこの曲はヒットチャートでも上位に!



カーペンターズのカバーアルバムも出していたそうです。



そして10周年を記念したニューアルバム"I"から。



現在彼女はシンガポール在住とのこと。

デビューから現在まで決して万人受けする音楽ではないかもしれないけれど,一貫して質の高い音楽をやり続けているアーティストだと思います。

改めて聞き直してみたいと思います。