先日の参議院選挙の翌日にバラカン・モーニングでかかったこの曲ですが,曲だけ聴くとソウルフルで気持ちの良い歌です.
しかし,歌の内容は,かなり政治的なメッセージの込められた歌です。
当時,「私たちは世界は変わるのを待ち続けているんだ」という歌詞には,傍観するだけでいいのか?という批判記事もあったそうです。
And when you trust your television
What you get is what you got
‘Cause when they own the information
Oh,
they can bend it all they want
That's why we're waiting
(Waiting)
Waiting on the world to change
We keep on waiting
(Waiting)
Waiting on the world to change
テレビを信用しても
今見ているものは本当のこととは限らない
奴らは情報を所有しているのだから
好きなようにねじ曲げてくる場合もあるんだよ
だから我々は世界が変わるのを待ち続けているんだ
"What you get is what you got"は
直訳すると,
「君が今手にしている物は,かつて手に入れていたものだ」という意味だと思います。
今テレビで目にしているものは,かつて見ていたこと,つまり,現在のことではないもの,本当のことではないものということかなと思います。
"What you see is what you get"
「見るものが手にしているものである」,つまり「見たものが結果に反映されていること」というフレーズがありますが,これをかけているのだと思われます。
また,最後に希望のことばで締めくくっています。
One day our generation
Is gonna rule the population
So we keep on waiting
Waiting on the world to change
いつか我々の世代が人口を支配するようになる
だからこそ世界が変わるのを待ち続けるんだ
ジョン・メイヤーはこの曲についてこんなコメントも残しています。
"You cannot avoid war in life, you cannot avoid the fear of terrorism,
you cannot avoid those things now, they are a part of everyday demeanor.
So in that sense it's become more of an acceptable thing to comment on
because it's just so much of a white elephant."
「戦争やテロの恐怖などは今や日常生活から避けることはできない。それらは日々のふるまいの一部なんだ。だから,そういう意味ではそれらについてコメントをすることが受け入れられるようになってきている。なぜならばその大半はホワイト・エレファント(無用の長物)だからね。」