2023年7月30日日曜日

You’ve Got To Learn - Nina Simone

 本日紹介する曲は、ニーナ・シモン"You’ve Got To Learn"です。

アルバム"You’ve Got To Learn"に収録されています。

今週のウィークエンド・サンシャインのラストで紹介されていましたが、1966年のニューポート・ジャズ・フェスティヴァルで録音された未発表ライブ音源CDのタイトル曲です。

台所仕事をしながら聞いていましたが、思わず手を止めて聞き入ってしまいました。

放送の中でバラカンさんが、「どんなに苦しくても泣きたい気持ちがあってもその涙を隠して笑顔を見せることを覚えなければならないというCharles Aznavourの曲だったそうなんですが、これを英語に訳したものを彼女が歌うとまるで自分で作曲したように聞こえるすごい説得力の曲です」とおっしゃっていましたがまさにそのとおりですね。

まさに名演です。

ぜひみなさんも聞いてみてください。

2023年7月23日日曜日

Tony Bennett, Amy Winehouse - Body and Soul

 本日紹介する曲は、トニー・ベネットエイミー・ワインハウス"Body and Soul"です。

アルバム"Lioness"に収録されています。

本日7月23日はエイミーの命日ですね。

亡くなったのは2011年なのでもう12年が経つんですね。

昨日バラカン・ビートにリクエストメールを送りましたが、その後にトニー・ベネットの訃報を聞きました。


エイミーが敬愛していたトニー・ベネット

そんなわけで今日のバラカン・ビートでかかったのは二人のデュエット曲。

この曲を聴きながら追悼したいと思います。

2023年7月1日土曜日

Loving Arms - Irma Thomas

 本日紹介する曲は、アーマ・トーマス"Loving Arms"です。

アルバム"I Believe To My Soul"に収録されています。

先日注文した"I Believe To My Soul"が届きました。

日本版だったので解説・歌詞・対訳付きでした!

何と解説はピーター・バラカンさん!

熱の入った解説で充実の内容です。

これだけで買った甲斐があります。

さて、このアルバムはプロデューサーのジョー・ヘンリーによる詳しい解説付きです。

これもまた大変興味深い内容でした。

その後半で彼はこう語っています。

 その結果として生まれた音楽は、クラシックな形式で作られた新しい音楽であって、クラシックなソウル・ミュージックを再現したものではない。5人の特別なアーティストたちが現在の自分たちの姿、そしてお互いとの関係を見据えたところを正面からありのままに映し出しているのがこのレコードだ。伝統にどっぷりつかった音楽ではあっても、伝統に対して特別な畏敬の念を込めて演奏されているものではない。この作業過程において、目指す音楽に対しての判断基準はただひとつ。それは、私たちがそれから離れたとき、それ自体が命を持っているように感じられるものになっていること。
 これを”ソウル・ミュージック”と呼ぼうが呼ぶまいが、私は構わない。アーマ・トーマスやメイヴィスやビリー・プレストンの口から出てくるものは何であっても議論の余地はなく、…”ソウルフル”である。大事なのは、私たちがその音楽からすでに離れていること、そしてそれは私たちがいなくても動き出している、ということなのだ。

まさにジョー・ヘンリーのこの言葉どおり”ソウルフル”なアルバムです。

今日はその中の1曲、アーマ・トーマス"Loving Arms"を紹介します。

本当にすばらしい、感動的な1曲です。